子どもが本を読むメリット ~英語の本を読む~

2022.8.13

子どもが本を読む

以前のコラムで日本の英語力は「低い」と評価され、学力については「根拠を示して自分の考えを説明する」ことに課題があること、そして課題に対しての解決策として読解力を向上すること、その方法として読書を習慣化することが必要だということをお伝えしました。

できれば子どものうちから対策ができたらいいですね。

そこで今回は、英語力と読解力を同時に向上していく方法として、「英語で本を読んでみる!」ことをオススメしたいと思います。
そもそも読書にはどんなメリットがあるのでしょうか。

 

子どものうちから読書をするメリット

一般的に言われている読書のメリットは次のようなことです。

①語彙が大幅に増える
②言葉と読解力が養える
③学力が高まる
④想像力と集中力が鍛えられる
⑤社会性が身につく
⑥人の気持ちが読める共感力が養える
⑦文脈理解力が鍛えられる
⑧時間を楽しく過ごせる

他にもたくさんありますが、このように沢山のメリットがあります。
では「英語」の本を読書したときのメリットとしてみるとどうでしょうか。

 

英語の本を読むメリット

①「英語」の語彙が大幅に増える
②言葉(英語)と読解力が養える
③学力(英語力)が高まる

「英語」で読むメリットとしては①~③の3つがメリットと言えそうです。
④~⑧のメリットは言語にかかわらず共通のメリットとなりそうです。

もう一つ、⑧時間を楽しく過ごせるというのも重要な要素です。
楽しくないことは継続できなませんが、楽しいことには時間を忘れて集中できる!

では、どんな本を選ぶと子どもは楽しんで読書ができるのでしょうか。
少し考えてみましょう。

 

どんな本を選ぶ?

保護者の皆さんはどんな種類の本を読んでいますか?
様々な分け方はありますが、主な種類としては、

1、文芸書(小説、エッセイなど)
2、実用書(生活実用書、趣味実用書、育児・料理などの実用書)
3、ビジネス書、経済・経営(その通りビジネス関連)
4、絵本・児童・学習参考書
5、専門書
6、コミック・雑誌

このように分けられます。
では、最新の売れ筋ランキングはどうなっているのでしょうか。

2022年の上半期ベストセラー発表※1によると、
総合ランキング上位3位は、

1位:人は話し方が9割(ビジネス書)
2位:同志少女よ、敵を撃て(文芸書)
3位:ジェイソン流お金の増やし方(ビジネス書)
※1:日販調べ

今回の傾向としては新型コロナウイルス拡大や緊迫した国際情勢など不安定な状況が続く中、生活や生き方を振り返り見つめなおす機会が増え、興味、関心が人とのコミュニケーション、生活を支えるお金、グローバル社会に必要な英語、などに関連した本が上位にランクインしたとのこと。

大人の皆さんは自分で興味・関心がある本を選んでいるようです。
自分のお金を払って買うものなので、興味・関心がある本を選ぶ。
当たり前ですよね。

では子どもはどんな本を読みたいのでしょうか。

 

子どもはどんな本を読みたい?

大人は興味関心のある本を読む。
子どもだって自分の興味・関心がある本を読みたいのです。
親が選んだ本ではなく、自分が読んでみたい本を選んで読みたいのです。
場合によっては、子どものお小遣いで買うのではなく保護者の皆さんが買ってあげるかもしれません。
それでも子どもは自分の興味のある、好きなこと(モノ)の本を読みたいのです!

ぜひ子供に好きな本を選ばせてあげましょう!
時には大人からみると、意味がないと思うような本を選ぶかもしれません。
それでも、読書が習慣づくまでは見守ってあげてください。
極論をいうと、どうしようもない内容の本でも、最終的な目標が英語力向上であれば、英語で書いてさえいれば問題ないと思いませんか?

 

子どもが読む本の選び方

では、実際に本を選ぶ時に、内容は子どもに任せるとして、他に気をつけることはあるのでしょうか。
一つだけ言えることは、

「子どものレベルにあった本を選ぶこと」

日本語でも英語でも子どもの年齢などによって推薦図書というものがあります。
英語の本を選ぶ際のヒントとして、本の中で使われている単語のレベル、単語数などがあります。
そうはいっても、実際にどのレベルからスタートしたらいいかよくわからないという声も多いです。

そんな時はレベル分けがされているシリーズ物がオススメです。
一例として「Step into reading」をご紹介します。
Step into readingはレベル1からレベル5まであり、ディズニーやトーマス、パウパトロールなどのキャラクターものも多く、他にも恐竜、動物、化学などテーマは多岐にわたるため、きっとどんな子どもにとっても興味のある本が見つかります。
最初はレベル1からスタートして、スムーズに読めるようになったら、徐々にレベルを上げていくことをオススメします。

ぜひ子どもから保護者の皆さんへ読み聞かせをしてもらってください!
そして沢山ほめてあげてください。
そうすることで子どもの自信がつくものです。
自信がつくと沢山本を読みたくなってくるはずです。

 

結果

お父さん、お母さんに褒められて、自信がついて沢山英語の本を読むことで、

①「英語」の語彙が大幅に増える
②言葉(英語)と読解力が養える
③学力(英語力)が高まる

いかがでしょうか。
今日からでも子どもが英語の本を読むサポートをしませんか?

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